＜不登校＞二学期から不登校になった子～行事を利用して～運動会・修学旅行・校外学習・文化祭・音楽会 | 不登校専門カウンセリング「北大阪セラピーラボ」不登校・非行ワンポイント記事

二学期（新学期）に入り新型コロナの感染者数が減少しつつある中、10月から各地の緊急事態宣言やまん延防止等の措置も全て解除となりました。それを受け、各学校も従来の通常授業に向けて慎重に準備を進めているようです。

特に、昨年（2020年）は様々な行事が見送られました。運動会（体育大会）、遠足（校外学習）音楽会・文化祭、修学旅行など、日程をずらすなどの工夫はあるもものの、基本的には実行される見通しとなっているです。

これまでの実績から、不登校の子が再登校のきっかけになる一つは「活躍の場」があるかどうかです。クラスメートともコミュニケーションや学力だけでなく、上記にあげた行事について、その子が得意とすることであったり、何かしら役に立てる役割を与えられることによって、「自分はこのクラスの役に立てている」「クラスメートに認められるチャンスだ」と感じることができるのであれば、自分から積極的に動き出すチャンスとなり、それを機にクラスメートに認められたり馴染めることによって再登校のハードルがグンと低くなるチャンスです。

逆に、運動や行事ごとが苦手な子もおられるでしょう。そんな場合は、他の子の準備中に支持されたことだけを無口なまま最低限こなしたり、行事本番でも、積極的に参加するというよりは受け身な参加＝「見学」という方法をとるだけでも、きちんとした「登校」としてカウントされます。おまけにクラスメートからも「〇〇は来ている」と認識されます。他の子たちと距離をあけながら登校するという日々が増えることで、次第に登校に対するハードルが下がってくるわけです。