北大阪セラピーラボ

<不登校> 不登校と発達障害(グレーゾーン)

<発達障害は中長期戦>

発達障害は特に小学生のころに学校の先生に指摘されたり、親御さんが「他の子と馴染めない」「(学校や社会の)規則通りに生活できない」「どうも他の子と違う気がする」「興味のあることしか取り組まない」…、あげればキリがありませんが、とりわけ学校生活(登校)に支障をきたし不登校になってしまうと、親としては毎日が不安でたまらないでしょう。最近では「児童精神科」に相談に行こうにも、予約がいっぱいで、数か月待たないと予約が取れないという声もよく耳にします。もちろん、数か月待って適切な薬を処方してもらえば、すぐに治るなら待つ甲斐があるのですが、どうやら中長期的な覚悟が必要なようです。さらに、医師は医学の専門家のため、日ごろ子どもさんにどのように接すれば良いのかという具体的なアドバイスまではもらい難いようです。病院・クリニックによっては専門の臨床心理士や公認心理師と分業するところもあるようですが、こちらも長丁場を覚悟しないといけないでしょう。

発達しょうがい

 

<発達障害とグレーゾーン>

私どもは不登校の専門家として不登校問題の解決に取り組むわけですが、相談の中に占める発達障害の割合は年々増えています。もっとも多いのは「(発達障害の)グレーゾーン」と診断された子たちです。明確な発達障害とは言えないが、心理テストをさせると均等なバランスでなく、どこかが突出して秀でている代わりに、他の子が持っている社交性(社会性)・言語能力・学力面などにおいて、平均値以下といった子たちです。果たして、そういった子たちを他の子と同じように、あるていど均等にしていけるのか、また、していくべきなのかについて、私ども不登校の専門家としては少し違った立場をとることがよくあります。

 

<発達障害(グレーゾーン)から不登校へ>

全体的なバランスがとれていない、学校でも他の子と積極的なコミュニケーションをとろうとしない、学力に大きな偏りがあるという子たちを私どもはたくさんお手伝いしてまいりました。その中でも、不登校になってしまう子は、本人自身も何かしら学校に対して居心地の悪さ、他の子からからかわれる、よく先生(担任)に叱られるなど、「学校生活=苦痛」となってしまいます。その結果として不登校になってしまう(不登校を選んでしまう)子が非常に多くの割合と占めています。私どもは医療ではなく心理の専門家として、そんな子たちの苦痛さをやわらげてあげることが本分です。そして、「不登校→再登校」が目に見える形として成功だと考えてします。

 

<最優先は親御さんが対応のコツをつかむこと>

一方、親御さんのケアも怠りません。おそらく、この先どうなってしまうんだろうという「不安」やいうことを素直にきかないなど「怒り」の部分などは大きなストレスとなっていることでしょう。なにより「この子にどう接すれば良いのかがわからない」という声が圧倒的に多いものです。私どもでは目に見える結果として「再登校」をめざしますが、そのためには親御さんが子どもさんのタイプやパターンなどをしっかり把握し、対応面で成果を上げることが再登校への一番の近道だと考えています。そのため、不登校のカウンセリングでは、家庭内での様子や親御さんの声かけによってどのような反応をしめすのかなどをしっかりとお聴きしていきます。そして、得られた情報をしっかりと分析し、「具体的な対応のアドバイス」として、毎回のカウンセリングで親御さんに説明いたします。要は親御さんが子どもさんのことがしっかりわかり、「対応のコツ」を掴むことによって、再登校へと導くわけです。しかも、私どもは始めから中長期戦というよりは毎回ズバズバと適切なアドバイスをお出しすることにより、極力「不登校の短期解決」をめざしています。毎回のカウンセリングは2時間ほど必要ですが、毎回短時間で終わってしまいますとどうしても長期戦を覚悟しなければなりません。「しっかりとした情報収集・具体的なアドバイス」、そのためにはどうしても2時間程度は必要になってきます。また、カウンセラーも気さくなタイプですので、ご質問なども気軽にお尋ねいただけるでしょう。

 

<「他の子と同じ」をめざさない>

最後に、不登校のカウンセリングでは発達障害(グレーゾーン)を平均に近づけるということちを必ずしもするわけではありません。子どもさんの好きなこと(没頭できること)、手先の器用さ・記憶力の良さといった他の子にない特技などは、将来の宝物になるかもしれないからです。もちろん、不登校問題は解決した方が良いと考えています。不登校の子のお手伝いを長年していると、彼ら・彼女らの没頭できることや特技などは将来の「専門家・職人」に通じる気質かもしれないのです。それを一様に他の子と同じように平均化させようとするのはもったいないことだと考えています。親御さんの考え方次第ですが、「周囲が平凡な子・うちの子は才能に恵まれた子」と解釈していただいても良いでしょう。

 

北大阪セラピーラボ

所長 小川和夫 (不登校専門)

ktlabo.2018@gmail.com (24時間受付。ご予約は「予約フォーム」から)

072-623-2018 (ご予約は「予約フォーム」から。電話でないと不安な方は「電話受付」も可)

 

※北大阪セラピーラボは2023年3月に独立開業して「5周年」、

 2023年4月には不登校専門、非行専門の心理カウンセラーとして「35年」となりました。

2023.09.26

北大阪セラピーラボ
代表 小川和夫 (不登校・非行専門 心理カウンセラー)

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「JR茨木」駅の改札機を出て「左」に向かってください(=西口)。つき当たりを「左」に向いていただくと、ゆるやかな坂道の「歩道」があります。線路沿いにまっすぐ「イオンモール茨木」方面(大阪方面)に2分ほど歩いていただくと、「右側」に道が枝分かれしています。そこを曲がっていただき、すぐ左手にある白とクリーム色のマンションが「レジオン小島」です。 (1Fは「いえだ歯科医院」「美容室(ロンドンプラス)」で、看板などを目印にしていただくとわかりやすいと思います)。 エレベーターで5Fの「508号室」までお越しください。エレベーターを降りると足元に「消火器」があり、そこの左奥です。

(当ラボの一階の集合ポストには「KTL 小川」、玄関扉には「北大阪セラピーラボ」のプレートがあるだけです。「不登校・非行・カウンセリング」という表記はあえてしていません)

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