北大阪セラピーラボでは、小学生・中学生・高校生と、それぞれの年齢に応じた進め方や情報収集を通じて解決のお手伝いしています。とりわけ小学生の不登校の子は、中学生・高校生と比べると解決のパターンがあるていど決まっており、幾分シンプルな形で解決への道筋を辿られます。
小学生の不登校の相談の場合、担任の先生(教師)やクラスメート、時には担任以外の先生の協力をいただきながらカウンセリングを進めることが多く、いかに協力をいただけるかということも短期解決に大きく影響します。
一方で、不登校問題の解決の主役は親御さんです。特にお母さん(母親)の役割がとても大きく、同性同士か、日ごろから色々な会話をかわしておられるか、お父さん(父親)は協力的か、祖父母・叔父叔母など、子どもさんの不登校に関わっておられる(口を出す)方が多いか少ないか、など、本人をとりまく家庭環境も短期解決できるかどうか少なからず関わってまいります。
また、小学生とはいえ、一年生から六年生まで実に幅広い年齢層ですので、学年に応じてもカウンセリングの進め方は変わってきます。
低学年のうちは、お母さんが朝の登校に付き添えるなら同伴していただき、場合によっては教室のうしろ・廊下・別室などで一定時間待機していただくと子どもさんが安心して授業が受けられる場合もあります。中学年から高学年にかけては、子どもさんが思春期に差し掛かる時期ですので、親御さんが表立った動きをとりづらい場合もあります。そんな場合は、校長先生・教頭先生・空き時間の専科の先生など、「学校での親代わり」のような役割をお願いする場合もあります。最近ではお仕事をされているお母さんもかなり多いため、それに代わる方法も色々と考える必要があります。何より、教室に入ることで担任の先生に馴染むということはとても大きな意味を持ちます。
このように、小学生の不登校の子はなんといっても登校に対して「強い不安=心細さ」を抱いている場合が多く、ここをどう解消していくかが不登校問題解決の大きなポイントになります。次に気になるのは「クラスメート」でしょう。表立って嫌なことを言ってくる子はわかりやすいものの、先生の目を盗んで嫌なことを言ってくる・仲間外れにされる(ボッチ)、みんなの話題についていけない・もともと大人しい性格でクラスメートとうまく話せないなど、「対人関係」についての悩み事を多く抱えている子もいます。
また、担任の先生といえど常にクラスの様子を監視するわけにはいきません。ときどき登校できている子の場合、担任の先生から学校での様子をお聞きすると「学校では元気にしてますよー」「普通にみんなと一緒にいますよ」と、あたかもクラスに十分に馴染んでいるかのような報告を受けることがあります。しかし、当の子どもに聞いてみると「〇〇がイヤだった」「楽しくなかった」と、相反する反応が返ってくることも…。
こんな時は、さりげなく子どもの発言や家での様子を伝えたり、ときどき家庭訪問して下さることができれば、家庭(親も子も)と担任の先生の心理的な距離を縮めることができ、先生と子の話の整合性がとれるようになります。
このように、小学生の不登校の場合は、学力不安や体力不足というよりは、担任の先生やクラスメートとの関係が円滑にいくようになり、かつ、学校で何かあった場合や翌日の登校について何か気になることがある場合は、すぐにお母さん(母親)に話せるような関係を築くことで、ある程度の不登校の子は再登校できるようになります。
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