北大阪セラピーラボ

<不登校・非行> 「通信制高校」「サポート校」選びの注意点

【毎年のように増え続ける通信制高校】

10年前ぐらいまででしょうか、私どもでも大阪や京都あたりの通信制高校はほぼ全校の名称が把握できるほどしかありませんでした。それが年を追うごとに増え続け、今は分厚い「通信制高校ガイド」が発売されるほど、毎年のように増え続けています。私どももさすがに全国の通信制高校を把握するまでには至っておりません。少なくとも大阪だけでも数十校はあるでしょう。学校によっては全日制高校と変わらないほど立派な校舎やグラウンドや部活動もあったり、小さなところはビルのワンフロアや一部分であったり学校の規模はピンからキリまでなのですが…。言い換えれば、それほど通信制高校のニーズが年々増えてきているということを物語っているとも言えるでしょう。

 

広域通信制高校と狭域通信制高校】→(リンク先が文科省のpdf.サイトです。スマホですとダウンロードが必要かもしれません。PCでご覧いただくか、場合によっては他のサイトをお調べください)

これはごく簡単に説明させていただきます。広域通信制高校「広域」とは3つ以上の都道府県から生徒を募集できる高校で、狭域はそれ以下ということです。そのため、広域通信制高校は後述する「サポート校」と提携していたり、学校も数校(分校のようなもの)あるところも多いようです。メリットは当然、例えば大阪の場合、本校がかなりの遠方の場合でも大阪校・京都校・神戸校などの通えば良いわけですし、サポート校ならばほぼ高校ではなくサポート校に通えば済みます(スクーリングテストは別)。

 

【年々増え続ける不登校】

文部科学省の調査でも、不登校の人数は増加傾向が続いているようです。おまけに、通信制高校に通うのは不登校の子ばかりとは限りません。私どもの専門でもある「非行」傾向の子もたんさく入学・編入し、両者が混在しているというのは決して珍しいことではありません。稀にですが、不登校でも非行傾向でもない子があえて通信制高校に入学する予定という例も耳にしたことがあります。

また、通信制高校の中には高校(入学・編入)の説明会の際に校長先生が「わが校には素行の悪い子は絶対に入れません!」とおっしゃる学校があったり、本当に選び方一つで高校生活が全く違ってきます。登校日数も学校によってマチマチで、週5日と全日制高校と変わらないところもあれば、週に3日2日1日、あるいはスクーリングやテスト以外はほぼ登校する必要が無いところもあるようです。

 

【通信制高校の合同説明会や個別相談】

都心部を中心に夏以降が多いようですが、各通信制高校の先生・担当者による「合同説明会」が行われています。大阪を含む関西だけでも例年4~5回は少なくとも開催されていたと思います。また、通信制高校によっては説明会を各学校で個別で行ってくれるところもあります。メリットは平日に行った場合は授業中生徒の雰囲気が多少でもわかることや中には「体験授業」を受けさせてもらえるところも。一方のデメリットは学校ごとに足を運ぶ必要があるため、たくさんの中から選ぶという前提ですと相当疲れることでしょう。しかし、私どもは合同説明会で各学校ごとに設けられた個別相談ブースで相談することや、ずらーっと並んだパンフレットを参考になさるだけでなく、実際に目星をつけた学校には直接足を踏み入れてくださることをオススメします(親御さんのみでも可)。その方が、より実態(現実)がわかりやすいからです。ただ、学校に出向いての個別相談や見学・体験授業は後に説明する「サポート校」の方が多いようです。

 

【通信制高校と「サポート校」】

サポート校もどんどん増え続けている傾向にあり、とりわけ全国展開しているサポート校は各都道府県に1~数校の分校のようなものを設置しています。サポート校の主な役割は通信制高校に提出すべき「レポート」のサポートをしたり、「単位認定テスト対策」をしてくれたりと、まさしく「通信制高校を無事に卒業するために学習面のサポートをしてくれるところ」です。中にはサポート校独自のイベントを設け、それが通信制高校の単位取得に必須の「特別活動」として認められることも。ただし、学校といっても認可を受けた「高校」ではなく、いわゆる「塾」のような役割です。各サポート校ごとに提携している通信制高校があり、わざわざ高校まで出向くのはテストやスクーリング程度で、ほとんどはサポート校に通うという形式になります。私の知る限り、たいていのサポート校は本当に手厚く勉強を教えてくれたり、フレンドリーに接してくれるなど、不登校だった子(特に厳しい進学校に通っていた子)からすると、あまりの差に驚かれるかもしれません。これらがサポート校のメリットですが、当然ながら別経営のためそれなりの入学金や費用(授業料・指導料)が発生します。費用もマチマチなので、ぜひ各サポート校に直接ご確認ください。

 

【通信制高校卒業と高認試験合格の違い】

どちらも大学を受験できるため同じように考えられる方もおられるかもしれませんが、いくら全日制高校を中退したり、留年して編入したとしても通信制高校で残りの単位を取得すれば「高校卒業資格」がもらえます。一方、「高校卒業程度認定試験」、略して「高認」(=以前の大検)というシステムがあります。高校卒業よりはハードルは低いかもしれませんが、厳密に言えば「高校卒業資格」ではありません。ただし、必要な科目数に合格していれば、大学を受験することもできますし、一部の国家試験・国家資格も受験可能です。→詳細は文部科学省のサイトへ(リンク)

 

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所長 小川和夫

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2022.11.25

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代表 小川和夫 (不登校・非行専門 心理カウンセラー)

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