北大阪セラピーラボ

<不登校・非行> カウンセリングを嫌がる子

【本人ぬきのカウンセリングが当たり前】

私がカウンセラーとしてデビューした1980年代後半からしばらくの間、私どものカウンセリングが「家族療法」を中心としていたため、親はもちろんのこと家族の一員として不登校や非行の子ども(本人)も来所するのが当たり前という時期がありました。

ところが、その後は年を追うごとにカウンセリングへの来所を嫌がる子が増えはじめ、当然のことながらカウンセラー側としてもそのようなケース(親のニーズ)に対応すべくカウンセリングの手法・進め方を工夫する必要に迫られました。そしてあれこれと試行錯誤の末、今となっては「カウンセリングに本人が来所しないのが当たり前」といえるようになり、「北大阪セラピーラボ」の特徴として浸透し、同様のニーズ(カウンセリングを嫌がる子)に頭を抱えておられた親御さんが全国から来所されるようになりました。

 

【子ども(本人)もカウンセリングを受けるのが当たり前?】

時おり親からの申し込み時に「本人も連れて行きます」という方や、親として本人も来所するのが当たり前と考えておられるのでしょうか初日から子どもさん(本人)を連れてこられている方も稀におられます。そのような場合、事前にご相談いただいた場合は「初回は親御さんのみでお越しください」とお願いし、すでに連れてこられてしまった場合はとりあえず同席の上でしばらくカウンセリング進めます。ただし、必ず最後は「親とカウンセラーのみ」の時間を頂戴し、次回からは「本人の来所は不要です」とお伝えするようにしています。

 

【本人の来所をお受けする場合も】

もちろん、どんな場合でも本人は来所しない方が良いというわけではありません。「カウンセリングを受けたがっている子・話を聴いてほしがっている子」や「親からの情報や説明だけでは本人像や状況が把握しづらい場合」などは、本人にも来所していただき、インタビューを通じて状況を確認させていただくことがあります。(※その場合でも必ず親御さんの同伴が必要です)

一番のポイントは正確な情報収集や状況確認ができた上で、どの方法をとるのがもっとも早く解決できるかです。私どもでは既に親にのみの来所によるカウンセリング方法を確立しているため、基本的には親御さんのみに来所していただく場合が早く解決できます。(※両親での来所は理想的ですが、本人ともっとも多く接し対応する機会の多い「母親」の来所は必須です)

 

【本人がカウンセリングを嫌がる相談例・来所したがる相談例】

カウンセリングを嫌がる子の多くは相談内容が不登校(一部)・非行家庭内暴力の子たちが代表的でしょう。「行ったらカウンセラーから説教されるんじゃないか…」「自分を入院させる・施設に預けるつもりじゃないか」「変なところに連れていかれるのでは…」などでしょう。なかには親に気をつかって「自分だけの問題に親まで巻き込んでしまうなんて…」「親も忙しいのに、余計に時間を使わせてしまうなんて…」という子もいるようです。思春期・反抗期の子ならば「親と一緒に行動したくない」という子もいるでしょう。

一方、カウンセリングを受けたがる子は、いじめを受けて不登校なってしまった子・腹痛や頭痛などの身体症状で困っているがクリニックや病院に行っても治らない子・部活動の人間関係で悩んでいる子・担任や他の教師との関係で悩んでいる子・(高校生)留年まで余裕がないけど、どうすれば登校できるかわからない子などでしょう。

 

【あくまで親が主役のカウンセリング】

当然のことながらカウンセリングを嫌がる子は無理に来所させる必要はありません。カウンセリングを受けたがっている子はケースバイケースで対応させていただきます。いずれの場合でも共通するのは「親は必ず来所していただく」ことです。そのため、いくら本人がカウンセリングを受けたがってたとしても本人一人での来所はどうかご遠慮ください。むしろ、個人を対象としたカウンセリング(個人カウンセリング)は数多くありますし、親の来所だけで解決可能なカウンセリングは数えるほどでしょう。それが北大阪セラピーラボならではの強みであり持ち味だとお考えください(家族カウンセリング・家族療法)

また、親がカウンセリングに通っていること自体を子(本人)に内緒にされる方もおられます。実は、それはそれで大きなメリットがあります。親がカウンセリングに通っている子は、親の対応が変わった場合「これはカウンセラーからのアドバイス・指示だな」と感じるだけでなく、「これはお母さんの意思でやっている(言っている)のではないからすぐに元の対応に戻るんじゃないか」と疑う子もいます。もちろん、一定期間アドバイス通りの対応をつづけていただくうちに子どもも信用するようになるのですが、少し時間がかかる場合があります。一方、子(本人)に内緒で通っていただく場合はその心配がないため、新しい対応に多少の違和感は感じることはあっても、馴染むまでさほど時間がかかりません。

 

※ カウンセリング相談(無料=90分枠)もお受けいただけますが、アドバイスをお急ぎの場合は面談予約(有料=120分枠)をオススメします。料金についてはキャンペーンを随時開催しております。詳しくはトップページ(HP)の「キャンペーン情報」をご覧ください。

 

北大阪セラピーラボ

所長 小川和夫

ktlabo.2018@gmail.com

072-623-2018 (ご予約は「ご予約フォーム」から。どうしても電話でないと不安だという方は電話受付もお受けします)

 

 

2022.09.20

北大阪セラピーラボ
代表 小川和夫 (不登校・非行専門 心理カウンセラー)

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(当ラボの一階の集合ポストには「KTL 小川」、玄関扉には「北大阪セラピーラボ」のプレートがあるだけです。「不登校・非行・カウンセリング」という表記はあえてしていません)

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