北大阪セラピーラボ

<不登校> 前日の夕方までの「約束」や「宣言」はアテにしないで!

完全不登校でなく、行ったり行かなかったりを繰り返す五月雨不登校の子をもつ親御さんにとって、翌日は登校するかどうか非常に気になるでしょう。また、登校するかどうかによって朝起きや朝ごはん・お弁当の都合もあるため、なるべく早めに本人の気持ちを確認しておきたいことでしょう。

昼間に時間があれば昼間のうちに、またお仕事をされている場合は夕食時ぐらいには、「明日はどうするの?」と聞いておられるかもしれません。しかし、残念なことに早めに聞けば聞くほどアテにならない答えになってしまいます。

翌日登校するかどうかを尋ねる時、本人は何をしているでしょうか?不登校中の子であれば起きたばっかりでボーっとしていたり既にゲームをしていたり。夕食時はご飯を食べたり、その後にゲームやネットをする予定があれば、そちらの方に気持ちが向いてしまっています。そのため、その時の返答はどうしても現実的というよりは「願望・理想」であったり「適当」である可能性が高いのです。翌日の登校までに時間があればあるほど実感が湧きづらく、その後にすることがあればあるほど気持ちは変わりやすいのです。

翌日登校するかどうかを尋ねる時、本人は何をしているでしょうか?

そのため、不登校のカウンセリングでは本人の就寝時刻だけでなく、親御さんの就寝時刻もお尋ねしています。実際、本人の就寝時刻は自室をもっている場合であれば把握しにくいことも多いようですし、親御さんも下の子を寝かしつけたり、親御さん自身が朝早かったり疲れて早めに眠ってしまうこともあるでしょう。そのため、あくまで理想は本人が一日のすべてのことを終え、後は寝るだけというタイミングで気持ちを聞きだすのがベストなのですが、現実的には親御さんが起きていられるギリギリの時刻にお願いしています。それでも、昼間や夕方よりは翌朝の登校時刻に近いため、本音に近い気持ちを聞きだせる可能性が高いでしょう。

他にも、早めの時間帯でも声のかけ方聞きだす内容によっては本音を引き出すことができます。それは、親は翌日の登校について前向きな発言を期待しているのではなく、むしろ、マイナス面(不安や迷いなど)を知りたがったいるという風に本人に感じさせる方法です。これはある程度テクニックや慣れが必要なため、少し試行錯誤していただく必要があります。しかし、夜になれば自然と不安が出てきやすい小学生よりは、思春期に入った中学生や高校生に対してはとても有効です。

2022.03.02

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代表 小川和夫 (不登校・非行専門 心理カウンセラー)

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