北大阪セラピーラボ

<不登校> 学校の対応に疑問・不満を感じておられる親御さんへ

【子どもが不登校なのに何もしてくれない】

いつから不登校が始まったにせよ、「学校に登校できない」というからには学校側も無関係というわけではありません。一日も早く再登校してくれることを望んでくれたり、そのための工夫や協力をしてほしいと願うのが一般的な親御さんの考えでしょう。一方で「しばらくそっとしてあげてください」「無理じいはダメです」「来れるようになったら来てくれればいいです」など、あまり積極的な姿勢を示してくれない学校も比較的多く見うけられます。特に、公立の小学校・中学校に多いような気がいたします。私立の学校であれば、専属のスクールカウンセラー、または、それに準ずる先生が常駐しておられることが多いようですが、公立の小中学校の多くは持ち回りのスクールカウンセラーが多いようです。だいたいは週に一回程度来校し、予約の入っている児童・生徒・保護者などと面談をします。最近はS.S.W.(スクールソーシャルワーカー)という資格の先生も増えてきているようです。

 

【積極的な対応をとってもらえなくなった背景】

以前はいわゆる熱血先生と呼ばれる先生も各学校に一人や二人はおられたと思います。しかし、今はどちらかというと「様子を見守る」「無理な登校刺激をしない」といった「事なかれ主義」の対応をとる学校が多い気がします。その背景にはここ十数年の歴史を振り返るとある程度わかります。もともとは教員至上主義=「教師の言うことが絶対」が長らく続いていました。その後、いわゆる「モンスターペアレント」問題が取り沙汰され、最近ではうつ病をはじめ様々な精神疾患を発症する教師や過労死の問題・教員の労働時間問題、逆に教員による不祥事などもニュースなどで色々と取り上げられました。他にも「いじめ自殺」問題では、はじめはいじめを認めていなかった学校側が最終的にはいじめを認め謝罪会見を開くなど、激動の十数年(二十数年?)だったように思います。これはカウンセラーなりの考えですが、最終的には学校側が「保守的・保身的」になってしまったのではないでしょうか。

 

【こんな時どうする?】

これは北大阪セラピーラボのカウンセラーが多用する言葉の一つです。何か困ったことがあった場合も、これから起こりうることについても「こんなことがあったらどんな手をうてば良いか」を(予め)考えることは非常に重要です。しかも、一つだけではなく候補は多ければ多いほど役に立ちます。特に学校側にとっては不登校の子は他の児童・生徒と比べ、いわわる「少数派」のため対応の経験も少ないはずです。何をして良いかがわからない、だから何もしないという流れになってしまっているのかもしれません。こんな時こそ親御さんの出番です。ぜひ、親御さんの要望を「丁重」に学校側に伝えてください。もちろん具体的にお願いすることは不登校専門のカウンセラーと綿密に相談の上、実行していただきます。また、親御さんだけでも時々学校に出向いたり、家庭訪問してくださった時に本人が渋った場合、親御さんと先生との二人で話をするだけでも十分効果が期待できます。話の内容はもちろん学校関係のことですが、できれば「雑談・談笑」などがあればさらに効果的です。

 

【家庭からの要望があった方が動きやすい場合も】

もちろん、他に問題を抱えている児童・生徒が何人もおられるクラスの担任にとって、うちの子だけに目を向けてもらうのは難しい場合もあるかもしれません。中にはもっとひどい・手を焼いている状況の子もいるかもしれないからです。上述したように、教師の労働時間の問題も厄介です。そういった状況の中でも少しでも手を貸していただけるよう、カウンセラーと共同で作戦を立てていくのが理想でしょう。一方の先生も学校側の方針としては「積極的にアプローチしない」という方針を立てている可能性も否定できません。その意味では、親御さんからの要望があった方が動きやすい場合もあるのです。また、時期的には次学年のクラス替えや担任の先生の希望なども伝えていただいた方が良いでしょう。たいていは2月3月ぐらいにはクラス編成が、公立の場合は4月1日の人事異動以降に、どのクラスをどの先生が担任として受け持つかという会議が行われるのが一般的かと思います。もちろん、学校側はいくらお願いしても「わかりました。そのようにします」とは言えません。これは仕方ありませんが、日ごろからある程度の良好な関係を築いていた方が要望も汲んでくださる可能性も高くなるのではないかと思います。

 

※この記事は全ての学校及び担任の先生に共通しているわけではありません。中には、とても親身に考えて下さりマメに連絡してくださったり、時には週に1、2回訪問してくださるなど、積極的に不登校の子にアプローチを試みてくださる先生は何人もおられます。

 

 

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小川和夫

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2023.03.18

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代表 小川和夫 (不登校・非行専門 心理カウンセラー)

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