独自のカウンセリング
北大阪セラピーラボのカウンセリングは「親御さんの悩みをじっくり聴く」「何年もかけてゆっくりと改善させていく」といった甘いものではありません。通常は「カウンセリング」という言葉を使用していますが、実際は「セラピー(Therapy)=心理療法」です。「カウンセラー」も厳密に言えば「セラピスト」です。そのため、私どもが意識しているの不登校の短期解決(=再登校)なのです。子どもさんの性格や持ち味をなるべく早く分析し、親御さんが実践可能な具体的でわかりやすいアドバイスをお出しすることに意味があると考えています。また、「対症療法的」に解決するのではなく「本質的・根本的」に解決し、再発の心配もなくなることが理想的なゴールだと考えています。終了時には不登校になる前よりも元気で、よくしゃべるようになったという方がほとんどです。しかも、私どものカウンセリングは、「家族療法」を基本にしつつ、親御さんを主役として短期間に再登校に導けるよう改良し、「親のみの来所=本人ぬき」のカウンセリングで非常に高い効果を上げています。
ゆったりした面談時間
30~50分ぐらいの面談時間では短すぎて状況お聴きするだけで終わってしまい、肝心のアドバイスが十分にお出しできません。一方、面談時間が長くするだけでは効果は思った程は上がりません。時間が長くなると多くの質問やアドバイスが多岐にわたりすぎてしまい、アドバイスや対応の優先順位がわかりにくくなってしまう上、なにより親御さんが疲れてしまいます。長らく経験を積み重ねたのち「120分枠」(実質110~115分ぐらいが毎回の面談にメリハリがつき、短期解決にとっても十分な時間であることがわかりました。しかも、アドバイスをお出しする限りは親御さんにとって「実践可能」な無理のないものでなければなりませんし、長く継続できなければ意味がありません。効果的なアドバイスではありますが、親御さんにとっては今までよりも省エネで対応できるよう配慮しています。衛生面においても昨今の新型コロナの影響もあり、一回のカウンセリング中はもちろん、終える度にも部屋を十分に換気し、テーブル・イスなどの消毒作業を行っています。そのため、従来はカウンセリングが終わると程なく次の方を案内していたのですが、現在は30分の空き時間をとらせていただいております。
家族療法による独特な面談方法
難しい専門用語で説明されたり、暗かったり堅苦しい雰囲気のカウンセリングは、通うだけでも気が重たくなるものです。北大阪セラピーラボでは、和やかな雰囲気で気軽に質問できるなど、時には笑い声も飛び交うカウンセリングが通常です。毎回の終了時には「よし、次も頑張ろう」となっていただけるのが理想です。これまでに他所でカウンセリングを受けられた方から、あまりの違いに驚かれることもしばしばです。
また、マグネットが使える大きめの「月別カレンダー」に、「登校した日・休んだ日・キレた日・学校行事のある日・友だちと遊んだ日」などを色別のマグネットで明確化し、毎日の流れを把握しながらパターンを見ていきます。さらに、大きな「ホワイトボード」には具体的でわかりやすいアドバイスを書くあげていくことでメモもとりやすく、家に帰られてからふりかえったり、両親間で共有していたただけます(メモをとる時間は十分に確保します)
母子(父子)家庭・単身赴任の場合
以前から「母子家庭」や「父親が単身赴任」のご相談は少なくありません。しかも、どのお母さんも仕事と子育てを両立させようと毎日大忙しであったり、無理をしてでも頻繁に帰省されるお父さん(新型コロナ禍のために帰省が難しい場合はzoom・Skypeなど工夫されている方も多いようです)。我が子の不登校解決への意気込みや家族愛の深さには本当に頭が下がります。ただし、頑張りすぎるあまり体調を崩してしまわれたら元も子もありません。前述の通り頑張りすぎなくても効果が上がる方法をアドバイスさせていただきます。
学校・先生方との連携・協力依頼
不登校の解決に当たっては担任の先生や保健室の先生、時には学年主任、生徒指導、教頭・校長先生にも協力をいただく場合があります。もちろん、カウンセラーが独断で学校に連絡することはありません。学校への協力依頼は親御さんを通じてお願いします(学校への連絡は必要な場合のみ)。まれに協力を得るのが難しい学校(先生)もありますが、その場合は別の方法を相談させていただきます。また、時には学校の先生方が当ラボへの訪問(相談・打ち合わせ)をお申し出くださることもありますが、もちろん大歓迎です(親御さんの同意の上)。私どもも時間の調整がつけば学校に出向かせていだくこともあります
医療機関との兼ね合い
かかりつけ医はもちろん病院や専門クリニックのメリットは投薬・入院・手術などたくさんあります。腹痛や頭痛など身体的な疾患があれば、まずはかかりつけの医療機関を受診されるのいうのが当然の流れでしょう。そこで、体調不良になるほどの身体的な理由が見つからなかったり、心理的な・精神的な原因だろうと指摘された場合は、ぜひ当ラボにご相談ください。北大阪セラピーラボでは、カウンセリングと並行して小児科・内科など症状を改善するための治療目的でのかけもちは何ら問題はございません。一方、アドバイスを主とする相談機関・カウンセリングとの掛け持ちは避けていただくようお願いしています。それぞれ別のアドバイスが出されたり、目標設定が違うなど親御さんが混乱されるのを避けるためです(様々な本を読まれたりネット記事をたくさんご覧になりすぎて同様の状況になられた方もおられるのでは?)。心理的な相談はしっかりとお考えの上で一本化をお勧めいたします。