北大阪セラピーラボ

<不登校> 親として三学期にできることを積極的に!

【二学期から不登校が続く子・三学期から不登校になってしまう子】

三学期制の学校なら、不登校や不登校気味の子たちが一番しんどい思いをするのは二学期でしょう。一カ月の長い夏休みが終わったと思ったら、それなりに祝日はあるものの行事が目白押しの上、授業もより本格化し、おまけに登校日数が四カ月近くあります。特に、夏休みの間に生活リズムを崩してしまい、昼夜逆転・ゲーム三昧(ゲーム漬け・依存、ネット漬け・依存)に陥ってしまい、二学期に入ってすぐに生活リズムを戻せない子が多数います。しかも、夏休み中の課題(宿題)をやり残してしまい、それを気にして登校しづらくなるという子も比較的多いようです。そのため、学期ごとに不登校のカウンセリングの相談数は二学期が圧倒的に多いのです。そして不登校のまま冬休みに突入したり、冬休みまでは頑張ったものの、そこで冬期休暇(冬休み)(二週間+α)の休みを挟んでしまうと、「よし、この間にリズムを取り戻すぞ!」「遅れた勉強をなんとか取り戻そう!」というよりは、どっと気が抜けたり息抜きをしてしまいます。これが結果的に二学期からの不登校が続いたり三学期から不登校になってしまう子の現状です。寒さに弱い子ならいっそう外出することすら辛いでしょう。

 

【あっという間に終わってしまう三学期】

何とか三学期のうちに(=次の学年、進級までに)再登校したり、4月からはちゃんと登校できるようになるためは今のうちに色々と手を打っておきたいと考えておられる親御さんは多いでしょう。しかし、三学期は意外と短く、不登校の本人もある程度あきらめ気分になってしまう子が多い気がします。「冬季うつ」という言葉があるように、冬場はどうしても日中(日差し)の時間も短く、さらに寒さも相まって気分的にも塞ぎがちになるようです。二学期から不登校の子でも学校のない休日の日には外出できたり、家族で外食などができていた子もひきこもりがちに…。そんな時に親御さんが打てる手は何があるでしょうか?

 

【早期対応・早期解決を狙って!】

三学期に限ったことではありませんが、特に登校すべき日数が少ない時ほど早めに手を打っていただくことが必要です。かといって、やみくもに「登校刺激」一辺倒では逆効果。「親が口を開いたと思ったら学校の話ばっかり」と感じてしまうと、どうしても親を避け

様子を見る・見守る

たり、たとえ今は夕食を一緒に食べられていても終われば早々にその場を離れて行ってしまうでしょう。やがて夕食時間も家族とわざとズラしたり…。逆に「様子を見守る」「本人が動き出すまで待つ」

という受け身な対応も時間が経つばかりで短期解決には決して有効とは言えません

具体的な対応策はカウンセリング時に細かく説明する必要がありますが、まずは(不登校の)本人に安心感を抱かせたり気軽さを感じさせることです。一つ目は「本人の好きなことに親も関心をもってやる」ことです。分かち合う内容はテレビ番組でもゲームでもYouTubeでも構いません。あくまで「賛成」というわけではなく関心をもって親子の話題に上らせることは第一段階としては有効です。二つ目は「学校」やそれにまつわる周辺の話題(学校で流行っていること・友だち・先生・勉強など)です。何より一番大事なポイントは「登校するべき・不登校はダメ」というオーラやムードを親御さんの方から前面に出さないことです。

 

【効果的な学校の話題】

子どもさんが気軽に学校の話ができるとすれば、それは学校にまつわる雑談であったりグチ不満などを聴いてやることです。雑談の一例としては「学校のトイレってキレイ?」「エアコンは入ってるの?」「クラスに変わった子はいる?」など。他にも、積極的に学校(担任)の先生と連絡をとり、現在の学校の状況や予定などを聞き、それを「〇〇らしいわー」というのも、多少イヤがる可能性もありますが、さらっと流してやることも大事です(ほどほどに)。「来週、席替えするんだって」「三学期から来れなくなった子が他にも二人いるらしいって」「コロナやインフルエンザで休んでる子が〇人ぐらいいるみたいよー」など…。グチ・不満は「他のお母さんに聞いたけど〇〇先生って変わり者らしいねー」「〇〇先生が一週間休んでるんだって。コロナかな~」「一番嫌いな先生は誰?」など。いずれも話題も他の雑談に織りまぜながら少しずつ入れていく方が賢明でしょう。もちろん、タイミングも見ながら…。

 

【実際の不登校カウンセリングの場では…】

上記の対応はほんの一例です。実際に北大阪セラピーラボに足を運んでいただいた方には、よりいっそう詳細な状況や発言内容などをうかがい、それに対して具体的なアドバイス(対応策)両親の役割分担の仕方、学校の先生方とのかかわり方友だちとの接点づくりなど様々な案を提供させていただきます。もちろん二時間という長めの時間をお取りしておりますので、親御さんからの質問にも一つ一つ丁寧にお答えします。要は「不登校の短期解決」の為には、少しでも早く対応に乗り出していただき、その子に合った効果的な対応をとっていただくことです。そのためには親子の接点づくり(会話・スキンシップ・一緒にいる時間など)を大事にしています。というのも私どもの原点は「家族療法」だからということもあります。以前は、不登校の本人も読んで家族全員に参加していただいてカウンセリングしていましたが、時代のニーズに合わせ(本人が来所を嫌がるなど)、今は親御さんだけの来所で解決できるようになりました。

 

「様子を見守りましょう」「動き出すまで待ちましょう」はまだまだ多くのカウンセリングで用いられているようですが、解決(再登校)までの時間がかかるだけでなく、解決できるかどうかすらわかりません。これは私どもの勝手な憶測ですが、このような対応策を示すということは「下手に登校刺激して余計に悪化するのを防ぐ」が一番の理由かもしれません。他にも「具体的な対応がわからない」「個別ではなく、どの不登校の子にも同様の話で済むため、時間がかからない」など…。あくまで憶測です。どうかご理解ください。

 

 

北大阪セラピーラボ

所長 小川和夫

ktlabo.2018@gmail.com (24時間受付。ご予約は「予約」から)

072-623-2018 (ご予約は「予約」からお願いします。電話でないと不安という方は「電話」でも可)

2023.01.14

北大阪セラピーラボ
代表 小川和夫 (不登校・非行専門 心理カウンセラー)

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