北大阪セラピーラボ

<不登校> 「明日は行く」と言っても行けない子

「明日は行くから」と言っても行けない・・・。これは不登校になって間もない頃に起こりがちな朝の光景です。起こしても起きてこない子に「早く起きないと遅刻よ!」「今日も休むつもり?」「ゆうべは『行く』って言ったじゃない!」・・・。特に目立った理由もないのに学校を休んでしまった子。対して、続けて休んでしまうと不登校になってしまうのではと必死に起こすお母さん。不登校の初期段階によく見られる朝起きの光景です。一回でなかなか起きない子に対し、「ねぇ!」「今日も休むつもりー?」「熱もないんだしー」「どうするのー!」・・・いくら声掛けしても子どもは頭から布団をかぶったまま・・。時間も迫り、ついつい声を荒げてしまうお母さんにやっと一言「明日は行くから!」・・・。こんなやりとりを経験された親御さんも多いのではないでしょうか?以前はこんな状況を「行く行く詐欺」と呼んでいた時もありました。

はっきりとした理由がないまま学校を休み始めた我が子。中には「お腹が痛い」「頭が痛い」と身体の不調を訴えるものの、学校に欠席の連絡を入れてしばらくすると元気になっている子も。こんな毎日を繰り返しているうちに完全不登校になってしまうという子が少なくありません。なんとか不登校の初期段階で手を打ち、完全不登校を防ぎたいものです。そこで、「なぜハッキリした理由を言わないのか」「同じパターンを繰り返さないためにどんな方法があるか」、この二点をご紹介します。

<なぜハッキリした理由を言わないのか>

1. 本当の理由を言うと「そんなことで休んじゃダメ!」と叱られそうだから
2. 親(お母さん)に心配をかけたくないから
3. 眠たいのに何度も起こされてうるさいから
4. どうして行けないか自分でも理由がわからない
5. (身体症状=心身症)が実際にあるけど理由がわからない

<同じパターンを繰り返さないためにどんな方法があるか>

1.~3.=日ごろから「こんな言い方をすれば返事をしやすい」「こんな言い方をするといつも反発する」など、朝起きの声掛けだけでなく、日常会話でも同じパターンがあることが多いものです。夕食の声かけ・入浴の声かけ・明日の予定を聞く時・何か用事を頼む時など、日ごろの声かけの際の反応をチェックしてみて下さい。参考までに、「なるべく短い言葉で伝える」「トーンを上げすぎない」「反応がなくてもすぐに何度も声かけせず、少し時間をおいてからにする」など、特に思春期に入った子にとって効果的です。

4.~5.=自分でも学校に行きにくい理由がわからず、子どもさん自身も困っている(悩んでいる)場合が多く、親子でじっくりと話し合って(相談して)いただくことをお勧めします。
大事なポイントは、

a.「話し合うタイミングとして特に『朝』は避け、落ち着いている時を見計らってやる」
b.「その場に二人きりという場面で話し合う(ドライブをしながらという方法も)」
c.「親御さんの『登校してほしい』という気持ちを抑え、子どもさんの『悩み』としてつきあってやる」
d.「原因ばかりを追究せず、登校していた時に学校でどんな過ごし方をしていたか・どんなことがあったかといった『状況・様子』を聞きだし、それを分析する」

・・など多岐に渡ります。特に、d.の「分析する」についてはテクニックが必要なため、不登校専門のカウンセラーに相談をされた方が良いかもしれません。また、c.の「ドライブ」は、お互いに同じ方向(前方)を見ているため、目を合わさずに済み緊張感が和らぐというメリットもあります。

2019.04.21

北大阪セラピーラボ
代表・所長 小川和夫 (不登校・非行専門 心理カウンセラー)

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